これは猫じゃらしの芽ですか?

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猫じゃらし
雑記・覚書き

───世の中に雑草という名の草はない。

雑草が生えない筈の僕の畑に異変が起こる。髪の毛のように細い芽が一気に土から噴き出した。セルトレイの中で芽吹いた玉ねぎにのカタチに似ているのだけれど、それよりも細く勢いに生命力を感じる。それは、どんな事をしてでも生き延びる意志と呼ぶべきか。雑草オーラを感じつつも何の芽だか分からない。だから育ててみよう、君の名は?。そんな自家菜園あるあるで、サヨリは今日も元気です。

謎の雑草の芽

───カタバミ、ツユクサ、スベリヒユ…。

畑を始めるとどういうワケだか雑草の名前を覚えてしまう。覚えてないのに忘れられない。スマホ片手に「スズメノカタビラってどれだよ?、アッ、これね」そんな具合に脳に刻み、やがて雑草のピンクレディ詰め合わせセットが出来上がる。

けれどもこの芽は「初めまして…。誰?」なのである。天に向かって細い葉を突き立てる。凛とした出立ちにイネ科の何かだと予測を立てた。

夏にも秋にも外から畑に雑草を持ち込んだ。心当たりはその一点。つまり、その雑草の中の何れかの可能性が高いと踏んだ。

雑草を敷き詰めた畝間

───もしかして…猫じゃらしさんですか?。

サヨリが血気盛んだった頃、散歩の途中、よく猫じゃらしで遊んだものだ。サヨリの目の前で振ってやると面白いように戯れついた。平林都マナーセンサーくらい感度良く反応したものだ。やっぱ、猫だな…。何もかもが懐かしい。

盛大に畑へタネごと放り込んだ狗尾草(エノコログサ)が第一容疑者として浮上する。芽吹く動機は十分にあり、芽吹かないアリバイはほぼ皆無。新芽に何処となく猫じゃらしの面影もある。限りなくグレーな存在である。

仮に猫じゃらしなら大きくなるのを見計らって雑草マルチにしてやろう。そうじゃ無くても畑の肥やし。雑草を採りに行く手間も省けて、いずれにせよ一石二鳥なのだから。そんな事を考えながらも、一気に成長されるのは軽く怖いしそれは困る。

恐怖に駆られて畝の上で芽吹いた芽だけは綺麗に抜いた。明日になれば、また生えて来るのだろうけれど、やらないよりはマシである。不安3割、嬉しさ3割、楽しみ4割。ここから先は自然の成り行きに任せましょう。

謎の雑草の芽

───これも雑草が生える土になった証拠なのだ。

畝の上の新芽を抜いて、これから育つ野菜たちに水を与える。イチゴも芋も鶴首カボチャも元気いっぱい。植え替えた唐辛子は未だ未知数。その一方で、玉ねぎを植え付けたセルトレイの土が一部緑色になっていた。それはアイドルももえのトレイであった。コケ?、それともカビ?、水の量が多過ぎた?。それとも不織布で覆った事で湿度が高くなったから?。初めての経験で水やり調整の判断に迷う。これっきり、これっきりと歌い始められては困るのだ。ももえがもう少し成長したら不織布を取っ払らおう。ふと目の前を見るとメヒシバと目が合った。

───ん?、細い芽の正体、キミの可能性もあるね…。

メヒシバと猫じゃらし

───世の中に雑草という名の草はない。

植物学者、牧野富太郎が残した言葉。

きっと謎の芽にも名前がある。数週間後、サツマイモの収穫が終わった頃。どの草の芽かも判明し、喜んでころこんで「コイツの正体が分かりました!」そんな記事を書くのだろう。自家菜園初めての秋。夏同様にあれこれ楽しませてくれそうだ。寒いの苦手な僕だけど冬にも畑に足を運べる気がしてきた。猪の気配、未だ見えず。けれども、神は味方についてくれるはず。何事も無く芋掘りへと突入して欲しいところである。

臨戦態勢、未だ終わらず。

コメント

  1. おめでとうございます!第一次土壌改良計画-まずは雑草の生える畑へ-、ミッション達成!。草が生えて、嬉しく思ったのは人生初です(笑)。草も生えない畑って?トコから、スタートしてると、感動するトコが違ってきちゃって‥。黙々、コツコツの努力で、着々と目標達成、三拍子揃った男‥。いや、もうね、いぶし銀の格好良さ。更なる目標のふかふか土壌も、もう少し。楽しみです(笑)

    • ありがとうございます。
      やった甲斐がありました。畑の中でもっと循環が勢い付いたらイメージどおりの感じになりそうです。ようやくスタートライン一歩手前。来季が益々楽しみになりました(笑)。

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