ブログ書け!物忘れが激しすぎての50代

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猫の15歳は人間の75歳くらい
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毎日のようにブログを書き続けると、何かの拍子に作文が開始される。ウォーキング中は特にヒドイ。もうね、自動書記で交霊こうれい術。ちょっとイタコさん掛かってない?。シャーマンキングになってない?。キテるねぇ、きっとクル。井戸から貞子の…それは違う。

エジソン?、ホーキング?、アインシュタイン?。天才かっ!つーくらい頭の中で記事が整う。進撃の語彙が頭の中で散らばって弾け飛ぶ。文脈が良い感じにまとまって、名言が生まれ、そして消えてゆく。アレ?、アレレ?、何だっけ?。

───家に帰れば全て白紙

何を書いたのかも忘れてる。自動書記じゃなかった、交霊術でもなかった、高齢術だった。あの日、あの時、あの場所で、確かに頭の中で描いたはず。そのタイトルすら思い出せない。あれは確かに実在したのだろうか…証拠は?、根拠は?、そもそもアナタは本当のアナタですか?。あの頃の輝いていたアナタは何処へ行ってしまったんだ!。

そんな言葉しか見つからない。

───僕の毎日はミステリーだ

そう、物忘れ。

50を越えると仲間との話題にも乏しくなる。政治、健康、金が無い。これが僕らの三銃士。艶っぽい話題すら出てこない。「あれ」と、「それ」と、「これ」と、「ナニ」。それだけで会話は構成され、それで成り立つ不思議。そこかっ!、ニュータイプ以外の何者でもない。みんなアムロで、みんなララァ。宇宙そらへ戻る日も近いだろう。

うちのニャンコも高齢だけれど、サヨリは今日も元気です。

ようこそ、地獄へ!

───毎日ブログどうやって書いてる?

最近になってリアルでかれる事がある。

毎日更新される僕ブログが不思議なのだそうだ。てか、僕よりも僕のブログに詳しい彼に、軽く恐怖心すら抱いている。キジとら博士か?。だってそうでしょう?、「独占欲が雲のように湧いてくる」とか、「魂に刻まれた遠い憧れのように愛しい」とか言い出し始めたら怖ぞ、実際。動揺を隠し、冷静さを振舞い、こわばった笑顔で僕は訊いた。

───書いてみる?

スーッと彼の顔が明るくなった。ようこそ、地獄へ。僕は彼に最上級のエールを贈った。いつまで続くか分からないけれど宿題を与えた。僕が所有する「書くことについて(スティーブン・キング)」を彼に預け、3日以内に読み切る事を約束させた。サーバー、ドメイン、その他諸々はその後だ。内心、はてなブログを奨めるつもりなのは内緒である。

3日後、約束通り彼は本を持ってやってきた。無事に読み終えたそうだ。偉い!。「で、やるの?」僕は意志確認を再度行う。続かないのならチャングムを奨めたい。いいぞう、チャングムは。しかし、彼の意志は固かった。ピタリと僕の隣に寄り添う彼に鬼気迫るものを感じる。顔が近い。もう、逃げられない。

───ブログ毎日どうやって書いてる?

僕はその問いに静かに回答した。

───見た事、聞いた事、食べた事、感じた事。僕は丁寧に日記を書いてる。ただそれだけ。月を見上げて何を感じる。うどんを喰ってどう思う。記事のひとつくらい書けるでしょう?。身体は爺でも、いつも心は猫のヒゲ。それくらい敏感じゃないとブログライフは続かない。

SEOとか、検索キーワードとか、キーワード選定とか、文脈とか、語彙とか。そんなの3ヶ月続いてからで十分間に合う。腹筋と、背筋と、持久走、いま大切なのは基礎体力を作る事。2,000文字以内で日記を書く。1,000文字以上で記事を書く。ブログサークルつーのがあるから色んな人の記事を読む。漫画以外の本を読もう。そのジャンルは一切問わない。最後に最も重要なのが、

───YouTubeは1日1時間!

そこで彼の顔が少し曇る。そこで僕は理解した。全ての線が繋がった。ア~あれね、副業系のナニね。それでも舞台は用意した。今日を頑張った者だけに明日は来る。3ヶ月後の来年が楽しみだ。その時またお逢いしましょう。僕がこの事を覚えていたら。

─── 僕の毎日はミステリー

君に幸あれ。

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