2024-01

猫の話

野良猫の寿命は2、3年

───野良猫の寿命は2、3年だと言われている。 病気、寄生虫、怪我、交通事故……田舎であっても、都会であっても、猫が生き抜く過酷さは変わらない。冬は塀の上で、屋根瓦の上で、駐車場の車の上で、日向ぼっこな猫でさえ、呑気に見えても明日の命はわからない。いつだって、生と死は隣り合わせなのだから。 その人生。 いや、にゃん生を生きるはずだった猫いる。そいつが僕の足をガッチリとロックしていやがる。のうのうと。 偶々、息子についてきて。偶々、うちの猫になって。どういうわけだか僕の管理下に入って。今はコタツの中で……爪を立てるな! ひっかくな! 僕の足が痛いじゃないか! ってことになっている。 その原因は、...
レビュー

100均のスマホアーム、こりゃ凄い!

これまで、iPadカバーがスタンドの役目を果たしていた。去年までは、自由な角度でピシッてな感じで立っていたのに、裏地の寿命が尽き果てた。カバーの裏地がツルツルで、何度も角度を変えて試したけれどすぐ転ぶ。 残念だ、実に残念……。新しいのを買いますか? ちょっと待て。年の瀬の出費はちと痛い。こんな時こそ100均だ! そこで、気になっていたスマホアームの調査へ出かけた。みんな大好きダイソーである。実物を確認すると、タブレットも使えると説明書きに書いてある。だったら、これで十分だ。100均なのに500円。それが残念だったけれど、iPadが立てばよいのだよ、アムロ君。 スマホアームの利点は、スタンドとは...
畑の話

真冬のイチゴ(よつぼし)

冬の畑は寂しいな……毎日、寒い日が続くけれど、今日もサヨリは元気です(笑) とはいえ、真冬の畑に変わった変化がまるでない。収穫もなければ、やることもない。寒いだけの日が続く。土づくりも、種まきも、畑を動かすのも少し先。去年は落ち葉を運んだけれど、今年はそれに費やす時間がない。 つまり、放置プレイ続行中である(汗)───あのイチゴはどうなったんな? そういえば、イチゴの話を書いてなかった。去年は初めてのイチゴ栽培だった。株の値段が高額なので、3株だけ買ってベリーポットで育て始めた。イチゴ栽培は、いつもの気まぐれであった。───わたし、イチゴ大好きなんです(笑) よつぼしの記事を書いた夜、友人から...
ブログ王スピンオフ

はじめてのセルフうどん

日曜日のお昼前。「おじさーん、まだぁ?」 俺をおじさんと呼ぶんじゃない! 小さな背中に大きなリュック、ツクヨが俺の腕に絡みつく。今日は、これで何度目の催促だろう……。 セルフうどんを食べに行くだけなのに、ツクヨは幼稚園の遠足か何かと思い違いをしているようだ。とはいえ、ツクヨにとって、初めてのセルフうどん。余程、楽しみにしていたのであろう。にしても、このリュック。旅行ですか? のような重装備である。うどんを食べた帰り道。折角だから公園でツクヨを遊ばせよう。「じゃ、ゲンちゃん行こか!」 今日の行き先は、うどん屋ゲンちゃんである。「ツクヨ、いっきまーす!!」 テテテテな感じで、ちびガンダムが外に向か...
ショート・ショート

呪いのフォルダ(壱)

アナタの身近でこんな話を耳にしたことはあるだろうか?───忽然と人が消える……。 元気に生活していたあの人が、前途洋々だった若者が、追い詰められた老人が───失踪、失跡、蒸発、そして神隠し……。その呼び方は様々である。けれど、人が消える事象と捉えれば同じだと言えるだろう。 そして、皆さんは〝呪いのフォルダ〟をご存じだろうか? ほら、そこの女学生が話題にしている都市伝説。そこは、僕の世界とはまた別のパラレルワールドである。ブログ王世界の女子トークに耳を傾けてみようではないか。「ねぇ、アケミちゃん。呪いのフォルダの話……知ってる?」「知ってる、知ってる。メールとかSNSに貼り付けられたアドレスをク...
小説の話

小説キャラの名前がいつも決まらない問題

今さらだけれど、小説の登場人物の名前を決めるのは難しい。今となれば、難しかったと語るべきか? 昨今の小説は、キャラクターネーミングからして凝っていて、意味もあるし、響きもあるし、そもそも名前が伏線だったりと……考え始めると決まらなくて、今日もサヨリは元気です(笑) 僕はネーミングから書き始めることもある。名前からストーリーを展開させる決め打ちだ。けれど、それは極めて稀である。だから、話しの途中の雰囲気で名前を決めることになる。それまでは、彼とか彼女とか。俺とか私とかの名無しさん。物語を書きながら名前を決める。 短編小説「邂逅」はこの手法を取った。綱渡りをしながら書き進めた。決まっていたのはヒロ...
雑談

謎のフランスパンを食べてみた。

「ブログが読みたいのぉ~!」 どうやら僕のブログが、同僚ワーちゃんのプチブームになってるらしい。読むよりも出る側で……。この女、ある意味で変態さんである。少なくとも我々の世代なら、ぶっちゃけて言うなら50も過ぎれば、ネットに己を書かれるなんて名誉棄損ものである。 それなのに、一歩どころか二歩三歩。そんなぶらり散歩気分で、僕の防衛ラインなどお構いなしに、今日もサヨリは元気です(笑) かつては、ワーちゃんだってブログを書いていた過去もある。だから、書かれる抵抗感が薄いのであろう。てか、すでにこのブログに何度も登場させている。だから、今更って感じがあるのかもしれない。 そんなワーちゃんの動きが今年な...
猫の話

うちのにゃんこはエイリアン?

愛猫サヨリが新たな技を獲得した。 僕はフェイスハガーと呼んでいる。フェイスハガーとは何なのか? その前に、これまでの足取りを語るとしよう。サヨリがとった戦略の足跡を……と、仰々しく書いてみたけれど、どこにでもある猫の話である。 猫であるなら、生き物ならば。切っても切れない習性がある。それは、猫の三大欲求。言い換えれば、寝る、食う、出す。もちろん、出すはウンチのことだ。猫は人に要求する生き物である。その中でも〝食〟に対してどん欲だ。あの手この手で意思を伝える。要求と呼ぶべきか? 若きサヨリは無口であった。だから、猫スリスリで空腹を伝えた。若い僕も対応が早い。テキパキとカリカリを用意して差し上げる...
レビュー

あたり前田のオクラクッキー「カラッとおから」を食べてみた

今回の同僚ワーちゃんからの差し入れは、黄色い箱のカラッとおからで、今日もサヨリは元気です(笑)。 モジモジしながら手渡して、そこから始まる商品説明。手渡すまではバレンタインの女子高生。手渡した途端にジャパネット。もちろん、語るのは甲高い声の方。言い換えれば昔の方───それはまさしく、髙田明の方であった……。 いつもそう、いつだってそう……立て板に水が如く、僕の気持ちも反応(反論)も、すべてを無視した商品説明が始まった。 これは美味しいとか、オカラで出来ているから太らないとか、娘に食べさせたら追加で娘が2個買ってきたとか、これはレディー薬局にしか売ってないだとか……。その言葉の節々で、あたり前田...
畑の話

自家栽培、茄子とピーマンの越冬実験

去年と今年。 まぁ、普通に畑に行けてない。去年の年末も今年になってからも、いい感じで雨がふる。狙ったように雨がふる。だから、天に甘えて過ごしている。畑に行くのは、週に一度あるかどうか。つまり、畑の最新情報がまるでなくて、今日もサヨリは元気です(笑) そんな放置プレイの延長線上で、密かに栽培実験が進行中である。それもダブル方式で。そのどちらもが、友人がワクワクするような内容なのだ(笑) ひとつは、上部の画像にあるように、ピーマンと茄子の越冬栽培。自然の条件さえ揃うなら、茄子は越冬するらしい。ピーマンはこの先どうなるのか分からない。けれども、なんちゅうか本中華。茄子もピーマンも、そのどちらの茎も太...
ブログ王スピンオフ

じいちゃんの一番長い日

男の人が泣いていた……心の奥底から何もかもが湧き出るような涙だった。 幼き俺は、号泣する大人を初めて見た。その涙は、悲しいでもなく、うれしいでもなく。人が抱く感情すべてを、何層にも折り重ねたような涙に見えた。フィユタージュの涙を流しながら、俺の隣で泣き崩れた人。それは、俺の父親おやじ……オトンであった。 ばあちゃんが言っていた。───あの人が本気を出したら、すごいのよ……。 じいちゃんの部屋にある古びたギター。弦の隙間にピンクのピック。それが、アンバランスさを醸かもし出す。そのギターの音色を俺は知らない。鼻歌混じりで畑仕事。そんな、陽気なじいちゃんだけれど、本当の歌声すら俺は知らない。ギターが...
ショート・ショート

この世界線の分岐点

俺は同じ夢を見る。 決まって見知らぬ公園を女性と散歩をしている夢である。そして、赤いベンチに座ってランチを食べる。ランチはいつも、彼女が作ったおにぎりだった。食事を済ませて彼女の家まで送り届けたところで夢から覚める。公園から見える大きな風車が印象的だ。散歩の途中だったり、ランチの途中だったりと、夢から覚めるタイミングはまちまちだ。 中学になるまでは、色付きの鮮明な夢だった。高校を卒業する頃になると、その夢を見ることも少なくなった。見ても断片的な夢であった。その夢には色もない。 社会人になって、夢の記憶を思い出す。 あの公園はどこなのか? あの女性は誰なのか? あの家は実在するのか?……とはいえ...
小説の話

#ホラーと小説は相性が悪い

───2024年1月15日(月) X(旧Twitter)で〝#ホラーと小説は相性が悪い〟がトレンド入りした。僕はホラーを書かないけれど、師と仰ぐスティーヴン・キングは、モダンホラーの帝王である。 いったい何が起こっているのか……? 興味本位でハッシュタグを追ってみると、Xの中で様々な考察が語られていた。ホラーと小説との相性問題について。ホラーを書かない者は肯定し、ホラーを書く者は否定した。そして、読者の考えは多種多様。そりゃそうなる。 これは僕の主観だけれど、ホラー映画は精神のえぐり、ホラー小説は心をえぐる。言い換えれば、映像と文章とでは、本能と心のどちらを刺すか? そんなところだろうと考えて...
雑談

あたり前田のクラッカー

どうして女の人の話は回りくどいのだろう? もっと、ストレートに話せばよいのに……。同僚ワーちゃんもそのひとりで、今日もサヨリは元気です(笑) 1学年とは言え先輩なのだ。かれこれ40年以上も昔からの先輩である。なのにお願い事が回りくどい。話があるなら、ビシッと直球で言えばいいのに。借金のお願いでもなかろうに。そう、ときどき、まれに思う。 ワーちゃんはアレルギーたっぷりな体質だ。だから、数年前から好きなものが食べられない。讃岐の地でうどんが食べられない。パンもケーキも食べられない。数ある中でも小麦アレルギーは致命傷だった。そんな地獄の中で生きている。だから、畑で採れた野菜を定期的に供給している。何...
猫の話

猫はトイレでうんちする

猫を飼う……それは、突然の強行採決で決定された。他でもなく、最後まで反抗し続けたのが僕である。だって、そうでしょ? うちはね、ゆきの豪邸とは違うのだから。うちではね、ジュリアーノ待遇なんてしてやれない。 それにペットは短命だ。10年、20年、それ以上……生きてくれるのなら納得もできる。でもまぁ、数年で天に帰るであろう。今の僕が言うのは変だけれど、下手に情が移ってしまうと正直しんどい。だから猫とは関わらない。冷たくするなら最初から、優しくするなら最後まで。この気持ちが分かるアナタ、そりゃもうお友達です(笑) 猫をいじめたりしないけれど、僕は愛でることもしなかった。2階の息子の部屋で楽しく過ごせば...
レビュー

中古パナソニック レッツノート(CF-SZ6)購入レビュー

先週の木曜日の予告どおり、中古パソコンのレビューをしよう。今回、Amazonで購入した機種は以下のとおり。 パナソニック ノートPC 【得々通販専用無線マウス】レッツノート CF-SZ6/Win11 Pro搭載/office 2019/第七世代Core i5 2.6GHz /8GBメモリ/SSD256GB /12.1インチ/内蔵WiFi/Bluetooth/HDMI(整備済み品)Amazon販売ページより引用(2024.01.16現在) 初めてのレッツノート(以下、レッツ) これが、僕の予想を超えた使い心地で、今日もサヨリは元気です(笑) 動画は見ない、イラストも描かない。そんな時間も才能もど...
畑の話

畑のモグラ退治

じゃがいもを堀った日、僕はゾッとした。 畑にモグラの存在を確信したからだ。こうなっては、気づかぬふりなどしてられない。前向きに対処しなければ、春夏野菜に悪影響が出る。さて、どうしたものか……。モグラ退治を知人に訊くと、モグラホイホイがあるという。筒状のアルミの棒だ。その仕組みはウナギを採る罠と似ている。筒の中に入ったら、もう二度と出られないアレ。ホムセンに行くと、1本千円ほどで販売されていた。 もう少し考えよう。 だって、そうでしょ? 誘惑の罠を使えばモグラが死んでしまう。キッスは目にするのもだ。無暗な殺生はよくない。それは、アナタも同じでしょ? ネットで〝モグラ退治〟のキーワードで検索すると...
ブログ王スピンオフ

もうひとつの夏休み

「オレにはな……オレには……大切な仲間がいるんだぁぁぁぁ!!!」 とある夏の日。 少年の叫びがこだました。その声は、悲鳴にも似た叫びだった。 私の名は安藤導しるべ。 この子を将来へと導く男だ。少年の名は、尾辻正義おつじまさよし。友人の間ではオッツーと呼ばれている。風の噂で聞いたのだけれど、そのあだ名には〝おつじ〟の響きと、彼の挨拶が「オッツー(お疲れ)」だったのが起因らしい。立場上、私は彼を尾辻君と呼んでいるのだか……。 では、話を五分ほど前に巻き戻そう。「もう、帰ってもいいですか?」 ダルそうな声で少年は言う。「ダメに決まっています」 私は彼を帰さない。一歩たりとも譲歩じょうほはしない。それ...
ショート・ショート

産神チフユ

人里離れた展望台。 そこは少年のお気に入りの場所である。少年はそこで本を読むのが好きであった。とある春の日。桜の木元のベンチ。そこに腰を下ろして古文書に目を通す。その鋭い眼光は、何かの糸口でも探すかのようであった。満開の桜の花と穏やかな春の日差し。頬をかすめるそよ風が、静かに少年を包み込んでゆく……。 何かの気配に少年は気づき、顔を上げると少女の姿があった。それは、愛しくも懐かしい……夢にまで見た少女であった。少年は理解していた。これは、ありもしない現実であると。そして思う……きっと、あのお方に違いないと。「あなたは、チフユさんですね?」 静かに少年は少女に問いかけた。それは、幻に話しかけるか...
小説の話

ウルトラマンと表記ゆれ

小説、小説と言っても……だ。よくよく考えれば、小説(のんちゃんのブログ王)に対して腰を据えたのは11月と12月。僅か2ヶ月しかやってない。ショート・ショートや短編を加えても、まだ1年も経ってない。 まだまだ、短期間ではあるのだけれど、その経験は凝縮ジュース以上に濃厚だった。と言いながらも、時間の全てを執筆に捧げたわけでなく、仕事もあれば野暮用もある。つまり、隙間時間で書いていた。これで何を語れと思い始めて、今日もサヨリは元気です(笑)───〝小説〟のカテゴリまで作ったのに、僕に小説の何が語れるのでしょう? ブログと小説の書き方は違う。菅田将暉すだまさきとさだまさしくらい違う。やってみるとそれが...